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ひとんち/澤村 伊智【レビュー】

★★★

著者初読み。

「ひとんち」「夢の行き先」「闇の花園」「ありふれた映像」「宮本くんの手」「シュマシラ」「死神」「じぶんち」8話収録の短編集。

不気味さ漂う装丁が内容とマッチしている。

ホラー作品集だが、それ程の恐怖は感じず、終始どんよりとした灰色の空間の中で佇んでいる様な雰囲気。

印象深いのは、3人の女性の噛み合わない会話が続いた後、最後に待ち受けていた物の気味悪さを感じた『ひとんち』

5年生のクラスメイトが順番に同じ夢を見続ける『夢の行き先』は結末が気になり一気読み。

ソフトホラーなので怖い話が苦手な人でも大丈夫。




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