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目覚めると、ひとりだと気づく 家族が過ごした最期の日々/アンソロジー【レビュー】

★★★★

「時間薬」「日にち薬」「時薬」
いずれも時間が癒しの象徴であることを示す言葉だ。

けれど本書の『はじめに』にある「悲しみは時が癒してくれる、というのは嘘である。これは愛するひとを喪って初めて突きつけられる真実の一つだ」という一文に触れたとき深く共感した。

本作には、吉行和子、阿川佐和子、小池真理子(敬称略)らが綴った家族との最期の日々が収められている。

読み進めるほどに喪失の重さが胸を締めつける。

父を見送って十八年。
時は流れても喪失感は薄れず静かにそこにある。

先に逝った人たちの顔を思い浮かべ忘れまいと胸に刻んだ。




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