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先生と罪/くわがき あゆ【レビュー】

★★★★

サイコパスな物語を描かせたら右に出る者はいない、くわがきあゆさん。
本作でも常識の枠を飛び越えた人物が次々と登場する。

物語の幕開けは「助けて、あおられてる」という一本の電話。
その言葉を最後に教師・岩本結衣は命を落とす。

だが不可解なのは、その声を電話越しに聞いたにも関わらず、警察に何も伝えなかった同僚・如月晴の存在。

冒頭から不穏な空気が立ち込める。

煽り運転に取り憑かれた者たち、常識を逸脱した教職員たち、誰もが何かを隠していて誰もがおかしい。
あの人もこの人も全員ヤバい。

読後に残るのは、底知れぬ“人間”への恐怖。

※221頁 11行目
誤・助手席でハンドルを握っている
正・運転席でハンドルを握っている




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