★★★
上流家庭が集まる高級住宅地・十燈荘で起きた一家惨殺事件と16年前に起きた「十燈荘妊婦連続殺人事件」。
二つの事件の真相を「死神」の異名を持つ静岡県警の深瀬が追う。
登場人物の誰も彼もが怪しく最後まで犯人を見極める事が出来なかった。
SNSで見せる顔と現実とのギャップ、現代社会の闇を織り交ぜながら物語は展開していく。
家から出る事なく住人だけが使えるコミュニティサイトのみでの交流に薄ら寒さを感じる。
住民間で渦巻く見栄やプライドなど人間の持つ様々な負の感情に心が冷えていった。
真相が明らかになっても不穏なラストに鳥肌。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば