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踏切と少女 怪談青柳屋敷・別館/青柳 碧人【レビュー】

★★★

2023年に刊行された『怪談青柳屋敷』の続編で63篇が収録された実話怪談短篇集。

私自身は金縛りに遭った事もなければ視えた経験もないだけに、この作品集は未知の世界で、それ故に本当に恐ろしい。

「子ども部屋」「猫ちぐら」「医務室」「仏間」「渡り廊下」「浴室」「暗い書斎」「行き止まりの階段」
各章のタイトルだけで読み進めるのを躊躇するほど不気味。

フィクションならいざ知らず、全話実話。
1篇読むごとにゾワゾワ、背筋が徐々にひんやりしていった。

たった二頁なのに強烈なインパクトを残す『公園のトイレ』。
この作品が一番の恐怖。




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