★★★
『ドクター・デスの遺産』続編。
塀の中にいるドクター・デスの模倣犯が現れた。
ALSに罹患した女性、パーキンソン病を患う往年の大女優、膵臓がんが進行した作家、彼等を次々に安楽死させ200万の報酬を受け取る。
犯人・JKギルドの正体は一体…。
捜査に行き詰まり、拘置所内のドクター・デスに協力を求める捜査一課の犬養隼人。
JKギルドなる人物はドクター・デスの敵か味方か、本当の目的は何なのか、推理しながら読み進めた。
終盤は二転三転、中山作品ならではのどんでん返しが待っていた。
安楽死や尊厳死の是非が問われる社会派ミステリ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞