わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

燃える氷華/斎堂 琴湖【レビュー】

★★★

第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

主人公は大宮署の刑事・蝶野未希51歳。
別居中の夫・隼人は交通課勤務。

二人の間には息子がいたが何者かに冷蔵庫に閉じ込められ死亡。
犯人が逮捕されないまま17年の月日が流れた。

そして起きたドライアイス連続殺人事件。

両者の間に何らかの関係があるのは確実だが犯人像はなかなか見えて来ない。
いくつもの要素が複雑に絡み合い、誰が誰を操っているのか知りたくて一気読み。

終盤は怒涛の展開で二度三度と衝撃を受けた。

ただ劇画調の装丁が残念。
クールなデザインの方が作品を表現出来た様に思う。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)