★★★★
文庫書き下ろし作品。
500頁近い作品だが、リーダビリティの高さと先が気になる展開で一気読み。
浪人中の堀部一平が、バイト先で体調を崩した葛城直之を家まで送り届けた事がきっかけで物語は動き出す。
葛城が暮らすアパートには、前科のある女性3人と小学生男児が奇妙な共同生活を送っていた。
彼女達の企みに、まんまと取り込まれていく人が好い一平と、一平とは対照的に嗜虐性のある青年・吉井恭一。
点と点が繋がり、一本の線になる頃には、この壮大な計画を応援している自分がいた。
勧善懲悪物は大好物。
彼女達の頑張りと友情に心が和む読後。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば