わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

東京アクアリウム/小池 真理子【レビュー】

★★★★

大好きな作家、小池真理子さんの短編集です。

自殺した元不倫相手をパーティーで見た40代半ばの女を描く表題作ほか

「リリー・マルレーン」「風」「二匹の子鬼」「小曲」「モッキンバードの夜」「猫別れ」「父の手、父の声」の8篇が収録された短編集。

小池さんの作品を読んで一番強く感じるのは、読み始めたらたちまち異空間にいる様な錯覚に囚われる事です。

日常からたちまち別の世界にポンと投げ込まれた様な、色合いも空気感も別な次元にいる様な不思議な感覚になります。

どの作品も洗練された無駄の無い言葉で丁寧に叙情豊かに描かれていました。

最後の2篇「猫別れ」「父の手、父の声」は切なくて余韻が残る作品になっています。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)