★★★★
過激な作品。
あまりの恐怖に言葉を失う。
発端は留学生の相次ぐ失踪。
被害者に共通するのは新疆ウイグル自治区出身である事。
犯人も、事件に中国公安部が絡んでいる事も序盤で明らかになるが、その後に続く展開が凄絶で思わず目を背けたくなる。
“県警のアマゾネス”こと、千葉県警・高頭冴子の正義が炸裂。
逃げた奴らを追い、舞台は日本から中国へ。
誤ったトップの下、カルト宗教に洗脳されたかの様に、罪のない人達を暴力で服従させる。
そこには人間の尊厳を根こそぎ奪う現実が存在していた。
ウイグル民族弾圧が絵空事ではない事を思い知らされる。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば