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中島ハルコの恋愛相談室/林 真理子【レビュー】

★★★

「ハルコ、パリで熱弁をふるう」「早くもハルコが語る」

「ハルコ、夢について語る」「ハルコ、縁談を頼まれる」

「ハルコ、愛人を叱る」「ハルコ、母娘を割り切る」

「ハルコ、セックスについて語る」「ハルコ、主婦を叱る」

「ハルコ、不倫を嘆く」「ハルコ、カリフォルニアに行く」

の10話収録の連作短編集

この物語の主人公 中島ハルコ 52歳 独身

相手が誰であろうと言いたい放題、やりたい放題 キヨスクでは週刊誌を立ち読みし金持ちなのにケチ かなり強烈なキャラのハルコさんではありますがキツイ物言いの中にも納得出来る所があったりして、面白くあっと言う間に読めました。

もちろん全話フィクションですが、名古屋の大学のくだり 、また「純金」のくだりに至っては私の職場に「純金」を名乗る人がいたので妙にリアリティーもありました。

最初はハルコに戸惑っていた菊池いづみが段々とハルコの扱いに慣れて良いコンビの様になって行き2人のテンポある会話の掛け合いも面白かったです。

登場人物が少なく、1話ごとに焦点が絞られてきっちりと片が付いて行くので読後感もスッキリ。

ドラマ化されても面白くなりそうな作品でした。




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