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おとぎカンパニー モンスター編/田丸 雅智【レビュー】

★★★

「天翔ける」「Wolf」「マンさん」「包帯の屍」「銀の相方」
「会社の番人」「吸う女」「バイオ手芸」「膝の神社」「石の家系」
古今東西のモンスターが活躍する10話収録の短編集。

前作の妖怪編に続き今回のモンスター編も奇抜でポップで面白かった。

モンスターの物語と言っても、そこまでファンタジー色は強くなく、日常を普通に暮らす人々との関わりが描かれるので読んでいて楽しい。

中でもお気に入りは関西弁を使う心優しい『マンさん』。
施設入居者とスライムの交流を描いた『銀の相方』の2編。

まさかモンスターに泣かされる日が来るとは。




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