★★★
松浦美都子の友人・栂原清花が北海道に転居後「岬に行く」と言い残し失踪。
美都子より四歳年上で人間的に尊敬していた友の突然の変貌。
かたや20年後ノーベル文学賞を受賞した日本人作家が「もう一つの世界に入る」と授賞式の前日に失踪。
彼らが向かう北海道の僻地に佇むカムイヌフ岬に一体どんな秘密が隠されているのか真相を知りたい一心で読み進めた。
カルト、怪しい薬草、不老不死、人を襲うヒグマ、次から次へと不穏な単語が登場するたびに怖気立つ。
前半はミステリー色が濃く面白いが終盤は壮大さが増し難解に。
世界の終末を予感させる読後。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば