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結婚させる家/桂 望実【レビュー】

★★★

テーマは中高年の婚活。

主人公は、40歳以上限定の結婚情報サービス会社「ブルーパール」で働き、カリスマ相談員と崇められる52歳の桐生恭子。

ブルーパールにやって来るのは癖の強い人物ばかり。

53歳という自身の年齢を省みず出産可能な30代女性を熱望する者、大学教授で高収入を鼻に掛け、自らを好条件と言い切る者、自分の美貌に絶対的自信を持ち自分だけを愛する女性。

若い時は勢いとタイミングで結婚出来るが、ここまで自我が確立すると逆に難しさを感じてしまう。

「プレ夫婦生活」は面白い試みだが両方の家族を交えてなんて修行の様だ。




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