わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

私はあなたの瞳の林檎/舞城 王太郎【レビュー】

★★★

初読みの作家さん。

『私はあなたの瞳の林檎』『ほにゃららサラダ』『僕が乗るべき遠くの列車』の3編が収録されています。

初出は順に2012年、2010年、書き下ろしとなっていますが、先の2作も古さは感じずイイ感じの甘酸っぱさがありました。

お気に入りは『私はあなたの瞳の林檎』
同級生の鹿野林檎(かの りんご)の事を好きで好きで堪らない戸ヶ崎直紀(とがさき なおき)二人の間のパワーバランスとツンデレ、ドキドキする感じが微笑ましい。

直紀のお母さんの存在も温かくて和まされる。

初恋話はいつだって懐かしさと甘やかな想いが蘇る。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)