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ドアを開けたら/大崎 梢【レビュー】

★★

タイトルと帯に書かれていた>最悪の五日間の幕が開く! 著者渾身の本格長編ミステリー! の謳い文句からスリリングで怖い物語を想像していましたが全体的に淡白な印象を受けました。

主人公は遺体の第一発見者となりながら逃げ出した54歳、独身、無職の鶴川佑作。
その様子を目撃し、佑作を脅迫し始める男子高校生・紘人
その二人がコンビとなって事件を解明して行く物語です。

けれど殺人事件を解明して行くミステリーかと思いきや、話は違う方向に流れ、人情物の様な雰囲気すら醸し出されていました。

終盤のドタバタする感じや誘拐事件の犯人の動機も納得出来ず、モヤモヤ感と物足りなさが残りました。




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