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母の旅立ち/尾崎 英子【レビュー】

★★★

長女たつこ、次女ようこ、三女あきこ、四女えいこ、+父。
余命宣告された母を見送るまでの20日間を描いたノンフィクション。

著者は四女の尾崎英子さん。

いやはや、このお母さんが強者だ。
ステージ4の乳がんで、まともな標準治療を受けていない。
なるべくしてというかMRIを受ければ脳転移が見つかってしまう。

悲壮な話になりそうなものだがトラブルメーカーで、あっけらかんとした性格のお母さんだけあって、どこ吹く風のような空気感が流れている。

家族の形も在り方も千差万別。

来世でまた逢いたいと思えるような最期を迎えたいと切に思った。




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