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また団地のふたり/藤野 千夜【レビュー】

★★

「バターをやめた(い)日」
「収穫びより」
「ちょっと出ようよ」
「思い出の食器たち」
「いる?いらない?わからない」
5話収録の連作短編集で『団地のふたり』続編。

同じ団地に住む50代、独身、幼馴染の二人。
なっちゃんこと桜井奈津子とノエチこと太田野枝の緩い日常が描かれる。

前作同様、大きな出来事は起こらないし、感情が揺さぶられる事もない。

ただ時々クスっと笑える。
今回は128ページのディーン・フジオカのくだりに笑った。
私もあの場面はテレビで見て同じ事思ったよね。

持つべきものは、気の合う女友達だなとしみじみ感じる読後。




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