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薔薇村へようこそ (4)/柴門 ふみ【レビュー】

★★★★

柴門さんが描く令和の家族の形もついに完結。

4巻では多加木ファミリーのその後と、36歳の大川内はるのケースが描かれる。

紆余曲折あった多加木ファミリーだったが納得の結末に安堵した。

大川内はるのケースでは女性が社会で働く事の難しさを痛感する。
一昔前と比べればマシになったかも知れないが、子育てと仕事の両立は容易くない。

どれだけ頑張ろうと、理解のない夫や、価値観の異なる義母に認めて貰えないはるの悲しみが切々と伝わった。

4巻では管理人の丸木倫太郎の過去が明らかになる。

苦しみを乗り越えた先にある最後のサプライズに感涙。




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