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JK III/松岡 圭祐【レビュー】

★★★

シリーズ第3弾。
家族を無残に殺された女子高生・有坂紗奈の復讐劇。

K-POPダンスの人気YouTuber・江崎瑛里華としてお金を稼ぎながら、ただ一人復讐の為だけに生きる紗奈の生き方が切なくも苦しい。

本作では、紗奈の指示の元、タワーマンションの一室で生活する飯島千鶴が物語の鍵となる。

閉塞感に耐え切れなくなった千鶴が、夜の街へ繰り出した事で生まれた新たな悲劇。
悪は更なる悪を呼び、敵は増え、紗奈の復讐は凄みを増していく。

「ひとりでも多くのゴミを地獄へ突き落す」
鬼畜達に向かう彼女の決意に共鳴し、応援する自分がいた。




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