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サクラサク、サクラチル/辻堂 ゆめ【レビュー】

★★★

「お前のためを思って」どの口が言う!
高校生の高志を支配する毒親への怒りでフラストレーションが溜まりまくった。

東大出身でエリート街道まっしぐらの父親と夫に依存する母親。
高志へと向かう教育虐待の凄まじさに恐怖を覚えた。

我が子への愛情は微塵も感じられない。
自分達の承認欲求を満たす為の道具として利用される子どもが不憫で、居たたまれない気持ちになる。

人間性を伴わない高学歴に意味はない。

ネグレクトを受けていたクラスメイトの星と共鳴し、親に復讐を企てた彼等を心の底から応援した。

毒親の呪いから解放された二人の幸せを祈る。




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