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業火の地 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎/櫛木 理宇【レビュー】

★★★

2021年に刊行された『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』に続くシリーズ第二弾。

鴉と心が通じ合う鳥越恭一郎が今回挑むのは連続放火殺人事件。

公民館が放火され、32歳の女性が死亡。
時を置かず、老舗映画館・銀映座が狙われ、6名が亡くなる大惨事に。

この街で連綿と続いて来た消防団の存在がいかにも胡散臭い。
くだらない承認欲求を満たす為、道を誤り、家族も人生も崩壊していくさまが切ない。
鳥越恭一郎の飄々としたキャラと、タッグを組んだ鴉の賢さが本作の救い。

犯人は予想通りだったが、エピローグで明かされる真実に驚愕。




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