★★★
2021年に刊行された『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』に続くシリーズ第二弾。
鴉と心が通じ合う鳥越恭一郎が今回挑むのは連続放火殺人事件。
公民館が放火され、32歳の女性が死亡。
時を置かず、老舗映画館・銀映座が狙われ、6名が亡くなる大惨事に。
この街で連綿と続いて来た消防団の存在がいかにも胡散臭い。
くだらない承認欲求を満たす為、道を誤り、家族も人生も崩壊していくさまが切ない。
鳥越恭一郎の飄々としたキャラと、タッグを組んだ鴉の賢さが本作の救い。
犯人は予想通りだったが、エピローグで明かされる真実に驚愕。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば