わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

真夜中のマリオネット/知念 実希人【レビュー】

★★★

マリオネットとは一体誰を指すのか真実が知りたくて一気読み。

四人の人物を殺害し一晩掛け遺体をバラバラにする殺人鬼、通称『真夜中の解体魔』。
容疑者は硝子細工のような儚い美しさを孕んだ少年・石田涼介。

交通事故で重傷を負った彼を助けたのは真夜中の解体魔により婚約者を殺された救急医の小松秋穂だった。
涼介に復讐を考えながらも彼の魅力に絡め取られ冤罪を疑うようになる。

果たして涼介は天使か悪魔か。
もし真犯人がいるとするならば誰なのか?

読者は疑心暗鬼のままラストまで振り回される。

エピローグは戦慄。
人の心に潜む闇に怖気立つ。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)