わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

さんかく/千早 茜【レビュー】

★★★

「塩むすび」「人参」「ミックスサンド」「丸キャベツ」「パクチーとひつじ」「フライドチキン」

「鰯の梅煮」「蒸しトウモロコシ」「いちごパフェ」「中華粥」「三色弁当」「ぶどうパン」

「鯖寿司」「元旦モーニング」「豚汁」「天麩羅」「手巻き」「バインセオ」
18話収録の連作短編集。

食欲を刺激する数々のメニューを盛り込みながら古い京町家で暮らす夕香・正和と研究に情熱を注ぐ華、男女3人の三角関係未満を描いた物語。

さらさらと流れる様な優しい文章、けれど3人の心の中に潜む貪欲さも見え隠れする。

誰もが持つ欲の際限のなさを感じた。




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