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クジラアタマの王様/伊坂 幸太郎【レビュー】

★★★

伊坂さんが長年夢見ていた、コミックパートを織り交ぜながら構成したSFファンタジー。

主人公は製菓会社、広報部員の岸。

製菓会社に寄せられた1本のクレーム電話がきっかけで都議会議員の池野内と出会い、またある共通点から芸能人の小沢ヒジリとも繋がりが出来る。

この3人の男達が現実世界のみで関わるのではなく、夢の中でも共闘し、モンスターとバトルを繰り広げるいわばRPGの様な雰囲気。

試みとしては新鮮だったが、SFやファンタジー系が苦手な事もあり、イマイチ小説としての面白さを感じる事が出来なかった。

好みが分かれそうな作品。




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