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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 /志駕 晃【レビュー】

★★★

2017年に発売の「スマホを落としただけなのに」の第二弾。

タイトルに>スマホを落としただけなのに、とあるが今回は落としていない。

前作は誰もがうっかり陥りそうな日常と地続きの恐怖があったが、本作では連続殺人事件と巨額な仮想通貨流出事件、この2つの事件がミックスされており急にスケールアップした印象。

内容もセキュリティ問題、ネットの奥の奥に潜むダークな世界を感じて恐ろしい。

人間が作った機械に人間が振り回される悲しい現実があった。

刑事と殺人犯が協力しての犯人捜しや、森岡の突拍子もないカミングアウトには違和感が残る。

※前作も良い所で重複があったが、本作も278ページの10行目の鬼気迫るシーンで主人公の名前の誤字があり残念。相野× 桐野○




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