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神よ憐れみたまえ/小池 真理子【レビュー】

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神よ憐れみたまえ (新潮文庫) [ 小池 真理子 ]
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★★★★★

私を読書沼へと突き落とした小池真理子さん。

本作は圧巻の570頁。

1963年に起きた三井三池炭鉱の爆発事故と国鉄の惨事。
魔の土曜日と呼ばれたあの日に12歳で両親を無残に奪われた黒沢百々子が主人公。

生まれ持った美貌ゆえに、叔父、夫、そして周囲の男達から性的搾取を受け続ける。
その理不尽さが、やがて彼女自身の人生を大きく狂わせ悲劇へと繋がっていく。

読み進めるほど胸が締めつけられ、言葉を失った。

本を閉じている間でさえ百々子の姿が頭から離れない。

「自分で自分に負けたくないだけ」
その一言が、今も心の奥で響き続けている。




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