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殺し屋の営業術/野宮 有【レビュー】

★★★★

鳥井一樹、36歳、只者じゃない。

営業成績は常にトップ、それでも充足感を得られず毎日を死んだように生きていた。

ある晩、営業先で刺殺体を発見した事から彼の運命の歯車が勢いよく動き出す。

凄腕営業マンから殺し屋への転職。
営業で培ったノウハウを元に、活き活きと殺し屋家業に精を出す鳥井。

ドンパチ系は苦手だが、後半の殺し屋VS殺し屋の頭脳戦から目が離せない。
最後のオチまで含め面白かった。

第71回江戸川乱歩賞受賞作、ぶっちぎり第1位に納得。

貫井徳郎さんの選評「続編があるなら、自分でお金を払って買って読みます」に完全同意。




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