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こうふくろう/薬丸 岳【レビュー】

★★★

大好きな薬丸岳さんの作家デビュー20周年記念作品という事で500頁超えの大作を心して手に取った。

中池袋公園に実在するフクロウ像。
その周辺に集うのは孤独に苛まれ行き場をなくした老若男女。

本物の家族を作る為に『こうふくろう』を立ち上げるが、組織が拡大するに連れ、本来の目的から掛け離れ犯罪集団と化していく。

負の連鎖などと簡単に言えない悪の連鎖に胸が苦しくなり終章で衝撃を受ける。

登場人物が多く、それぞれにペアレントネームなるものがあり、時系列も前後するので注意深く読まないと混乱する。

これから読まれる方はメモ必須。

※364ページ 16行目
誤・ポットチップス
正・ポテトチップス




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