
★★★★
第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
錆びれたビルの四階にある評議室に集められた七名の裁判員たち。
彼等を呼び出したのは裁判官・元邑太朗。
とある殺人事件の評議を言い渡されるが、もし元邑が求める回答でなければ部屋丸ごと爆破すると告げられる。
タイムリミットは午前零時。
裁判員制度の是非に考えを巡らせながら緊張感を持って読み進めた。
閉ざされた空間で繰り広げられる会話劇から目が離せない。
あちこちに張り巡らされた伏線、終盤は伏線回収のオンパレード。
二転三転する真相、最後まで油断ならないスリリングな法廷ミステリー。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば