わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン (3)/長月 天音【レビュー】

★★★

「飴色のタルトタタン希望の輝き」
「勇気と挑戦のブーダンノワール」
「鯛の塩包み焼き始まりの春の香り」
「満ち足りた夜にパテ・アンクルート」
「頑張った私へシェフの特製ブイヤベース」
五話収録の連作短編集でシリーズ第三弾。

主人公はファミレスチェーン・シリウス豊洲店から製菓部に異動した森久保かなめ。

各話のタイトルからお料理メインに見えるが実はゴリゴリのお仕事小説。

30歳目前に彼氏にフラれ、職場では鬱屈とした思いを抱えるかなめの心理描写がリアル。

自分が安らげる居場所や人との出逢いで前進する主人公に明日への活力を貰える。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)