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コンビニ兄弟4 ―テンダネス門司港こがね村店― /町田 そのこ【レビュー】

★★★★

待ち焦がれていた『コンビニ兄弟シリーズ』第四弾。

「乾杯のリスタート」
「ヒーローになりたかった男」
「ぼくたちの友情とヒーロー」
三話収録。

終始軽快なタッチで綴られているけれど、毒親を絡めた一話はなんとも切ない。
悲しみを乗り越えた彼女が素敵な居場所に辿り着く事が出来て良かった。

二話と三話は連作形式。
二話を微笑ましく読んでいると、三話で明らかになる真相に涙が込み上げる。
高木を思う舞人の優しさに胸が一杯。

今回、推しのツギ様の出番が少なかったのは残念だけど、北九州・門司港の小さなコンビニに集う人達の温かさに癒される。




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