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古本食堂 新装開店/原田 ひ香【レビュー】

★★★

2022年に発売された『古本食堂』に続くシリーズ第二弾で、六話収録の連作短編集。

急逝した兄の跡を継ぎ、神保町で小さな古書店を営んでいる70代の珊瑚と、珊瑚の右腕として奮闘する姪の美希喜、二人を中心とした物語。

大きな出来事は起こらない。
店内を改装し珈琲の提供を始めたり、珊瑚が急きょ大切な人の為に故郷の北海道へ行ってしまったり。

珊瑚と美希喜の間に不穏な空気が流れたりもしたけれど、お店と本を愛する気持ちに変わりはない。

淡々とした展開なので感情を揺さぶられることはなかったが、本+美味しい珈琲+絶品グルメ=最強だ。




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