★★★
2022年に発売された『古本食堂』に続くシリーズ第二弾で、六話収録の連作短編集。
急逝した兄の跡を継ぎ、神保町で小さな古書店を営んでいる70代の珊瑚と、珊瑚の右腕として奮闘する姪の美希喜、二人を中心とした物語。
大きな出来事は起こらない。
店内を改装し珈琲の提供を始めたり、珊瑚が急きょ大切な人の為に故郷の北海道へ行ってしまったり。
珊瑚と美希喜の間に不穏な空気が流れたりもしたけれど、お店と本を愛する気持ちに変わりはない。
淡々とした展開なので感情を揺さぶられることはなかったが、本+美味しい珈琲+絶品グルメ=最強だ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば