★★★★
『臨床の砦』の続編で臨場感溢れる医療小説。
令和二年二月三日、横浜港に着岸した大型クルーズ船からのコロナ患者を受け入れた信濃山病院を舞台に、そこで奮闘する医師達の姿を描いた物語。
慣れとは怖いものでコロナが蔓延し始めた頃は日々感染の恐怖に怯えていたが今は当初の緊張感が薄らいでしまっている。
そんな自分の甘さに喝を入れてくれた。
まだワクチンも特効薬もなく治療方針も手探りだった状況下で死と対峙しながら未知のウイルスと闘う医療従事者の矜持と覚悟に頭が下がる思いだ。
闘いは今も続いている。
読後は感謝の言葉しか浮かばない。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば