★★★
静謐さ漂う作品。
物語の舞台は瀬戸内のレモン島にあるホスピス『ライオンの家』
主人公は、若くして余命を告げられた海野雫。
ライオンの家の代表者・マドンナやスタッフ、ゲストと呼ばれる患者達、犬の六花(ロッカ)と触れあいながらその時を迎えるまでが描かれている。
ホスピスでは毎週日曜日に入居者がリクエストできる『おやつの時間』があり、おやつと共にその人の人生の一コマを垣間見る事が出来る。
生まれ方も死に方も自分では選べない。
それなら一日、一日をちゃんと生き切り、最後まで人生を味わい尽くしたいと思う雫に心を寄せながら読了。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば