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中華食堂ひばり亭/坂井 希久子【レビュー】

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中華食堂ひばり亭 [ 坂井 希久子 ]
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★★★★

四章から成る下町人情物語。

物語の舞台は谷中の路地で老姉妹が営む町中華『ひばり亭』。

導入部からぐっと引き込まれ先が気になって一気に読み切った。

登場する料理はどれも美味しそうで食欲をそそるが、それ以上に心を惹かれたのは登場人物たちの人間ドラマだった。

第一章で描かれる男性とその母親の言動にはもやもやしたが、菜々子がこの店に辿り着けて本当に良かったと思う。

店主の春美、妹の雪子、春美の娘・さくら。
言葉にしなくても互いを思いやる三人の優しさが心地良く、胸がいっぱいになった。

読み終えたあとも温かな余韻が残る一冊だった。




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