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宙ぶらりんの箱/片島 麦子【レビュー】

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宙ぶらりんの箱 [ 片島麦子 ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2026/5/5時点)

★★★★

最近、注目している片島麦子さん。
新作も期待通りの面白さ。

物語の発端はロープウェーの故障事故。
乗客たちはゴンドラに閉じ込められる。

閉所恐怖症の自分には不安な設定だったが描かれるのはその後の日常だ。

「袖すり合うも他生の縁」や「一期一会」というように偶然の出会いは様々だが、登場人物たちは事故現場で出会ったばかりに日常が厄介な方向へ転がっていく。

心温まる話もあるものの全体はビターな読み心地。
緊張を伴いながらもページを捲る手が止まらなかった。

『まったくこの世の中は、うまくいかないことだらけだ』
帯が核心を突いている。




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