
★★★★
大好きな奥田作品。
本作も良かった。
主人公は一人息子・郁登の子育てをしながら、スーパーでレジ打ちのパートをする39歳の希海。
郁登を連れ、かるた教室の体験に参加した事がきっかけで、希海自身がどんどんかるたの魅力にハマっていく。
たかが趣味、されど趣味。
夫と対立する場面では両者の言い分、どちらにも頷ける部分があって引き込まれた。
妻であり母である。
女性というだけで様々な事を諦めて来た人も多いだろう。
希海が好きを諦めず自分自身の人生を邁進した姿が清々しい。
終盤の大会シーンは私自身もゾーンに入った様な感覚を共有出来た。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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