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罪の棲家/矢樹 純【レビュー】

★★★★

「裏山」
「ずっと、欲しかった女の子」
「噓つきと犬」
「吸血鬼の■し方」
「三年目の帰還」
「運命の天使たち」
「罪の棲家」
7話収録の独立短編集。

2019年に刊行された『夫の骨』以来、追い続けている矢樹純さん。
お得意のイヤミスとあってリーダビリティ抜群。

まず、一行目のインパクトで心を鷲掴みにされる。

嫌な予感しかしない物語を追っていくと、想像していた結末とは全く違う真相が待っている。

とてつもなく恐ろしい話から、読後ホッとするものまで、7話それぞれに意外性があり面白かった。

見ていた景色がラストで一変するブラック短編集。

※237頁 9行目
誤・逢坂様
正・久高様




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