
★★★
2011年に刊行された『キャベツ炒めに捧ぐ』の続編で10話収録の連作短編集。
前作未読だが楽しめた。
主人公は都内で惣菜屋「ここ家」を営んでいる60代後半の江子、麻津子、郁子。
彼女達が作るお惣菜はとても美味しそうで魅力的。
だが周辺は何かと賑やかしい。
エセジェントルマンやワケアリ女性が登場し、店舗立ち退き問題まで発生。
でも三人寄れば文殊の知恵でかろやかに立ち振る舞う彼女達の姿が好ましい。
不穏な空気が流れる場面もあるけれど、大人な彼女達だからこそ上手くやり過ごし前進していく姿に憧れる。
読後はケセラセラ~な気分。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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