★★★
2019年に刊行された『間宵の母』の続編。
約6年ぶりの続編という事で前作の内容を全く覚えていなかったが特に問題なし。
暑い夏の夜は、やっぱりホラーだよねと手に取ったが、これが全く怖くない。
装幀とタイトルから受けたイメージとのギャップが半端なく、良い意味で騙され、笑いながら読み進めた。
他人の身体の中に入り込み、寄生虫のように宿主の体や心を思いのまま操る稀代の悪女、間宵己代子。
のはずが悪女感は全くなく宿主との絡みはテンポのいい漫才のよう。
帯には著者最恐のホラー・ミステリーとあるが、本作は最狂のホラー・コメディ。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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