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どうせ世界は終わるけど/結城 真一郎【レビュー】

★★★

「たとえ儚い希望でも」
「ヒーローとやらになれるなら」
「友よ逃げるぞどこまでも」
「オトナと子供の真ん中で」
「極秘任務を遂げるべく」
「どうせ世界は終わるけど」
六話収録の短編集。

百年後に小惑星が衝突し世界が終わりを告げる。
人類滅亡の危機に直面した人々を描いた物語。

悲観や厭世が蔓延り、捨て鉢になる人、希望を捨てない人と色々だ。

だが言っても100年、寿命を考えればそう思い悩む事もないとは思うが先祖から受け継がれて来た命を想うと事は深刻だ。

登場人物それぞれの選択に想いを馳せながら自分ならどう生きるかを考えさせられる。




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