★★★★
1ページ目から小野寺劇場に吸い寄せられた。
主人公は交番勤務から刑事になった31歳の松川律。
この律くんのキャラがいい。
頭ガチガチじゃなくて適度にユルい。
でも律くんが発する言葉のひとつひとつから、相手の事を尊重している気持ちが伝わって来てとても心地いいのだ。
5歳の娘・海音を育てるシングルマザー・澄音との交際も微笑ましく、和やかな空気に癒された。
なのに…なんて事…。
スカイツリーの見える東京・下町を舞台に、涙あり笑いありの物語が展開する。
淡々と綴られる文章の中に、小さなしあわせがたくさん。
ラスト1ページが最高だ。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば