
★★★★
今日はこの作品を読むと決めていた。
2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災。
あれから14年経った今も当時テレビで流れた悲惨な映像は忘れられない。
本作の舞台は、東北地方沿岸部のとある高校。
誰もが明日は普通に来るものと信じていた。
彼等の高校生活に眩しさを感じながら、どうかこの幸せな日々がずっと続きますようにと祈りを込めて読み進めた。
人は二度死ぬという言葉がある。
一度目は肉体の死、二度目は皆から忘れられた時。
突然、未来を奪われた人達への想いが行間から伝わる。
私達が忘れない事が何よりの供養なのだと。
199頁 12行目
誤・曲がっているよう気がする
正・曲がっているような気がする

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば