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願わくば海の底で/額賀 澪【レビュー】

Version 1.0.0

★★★★

今日はこの作品を読むと決めていた。

2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災。
あれから14年経った今も当時テレビで流れた悲惨な映像は忘れられない。

本作の舞台は、東北地方沿岸部のとある高校。
誰もが明日は普通に来るものと信じていた。

彼等の高校生活に眩しさを感じながら、どうかこの幸せな日々がずっと続きますようにと祈りを込めて読み進めた。

人は二度死ぬという言葉がある。
一度目は肉体の死、二度目は皆から忘れられた時。

突然、未来を奪われた人達への想いが行間から伝わる。

私達が忘れない事が何よりの供養なのだと。

199頁 12行目
誤・曲がっているよう気がする
正・曲がっているような気がする




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