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夜しか泳げなかった/古矢永 塔子【レビュー】

★★★

『七度笑えば、恋の味』
『今夜、ぬか漬けスナックで』
『ずっとそこにいるつもり?』
と連続して面白い作品を生み続けている古矢永さんの最新作は、過去作とは趣が異なるミステリー要素を含んだ作品。

高校教師・卯之原朔也が、ふとしたきっかけで手にした中高生に人気のベストセラー小説「君と、青宙遊泳」。

そこには自分が経験し封印していた物語が綴られていた。

卯之原の元に転校生として現れた覆面作家ルリツグミの正体は?
不穏な幕開けだが、物語は予想だにしない方向に転がり始めた。

作中作で描かれなかった真実を知ると切なさに打ちのめされる。




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