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君を守ろうとする猫の話/夏川 草介【レビュー】

★★

『本を守ろうとする猫の話』続編。
前作未読ゆえ、内容を全く知らず読み始めた。

主人公は中学2年生の幸崎ナナミ。
いつも通う図書館で、頻繁に本が無くなっている事に気付いたナナミは真相を探ろうとする。

謎解き系のミステリかと思いきや、二等辺三角形の耳と翡翠色の瞳を持ち、言葉を話すトラネコと知り合った事で壮大なファンタジーへと変化していく。

ファンタジーに苦手意識があるので中々のめり込む事が出来ず、作中に登場する様々な作品も未読の為、楽しむまでは行かなかった。

ファンタジーと哲学を融合した現代社会への風刺が込められた一冊。




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