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余白の迷路/赤川 次郎【レビュー】

★★★

主人公は70歳の三木忠志。
妻を50代で亡くし、訳あって義理の娘と二人暮らし。
関係は良好で、日課は図書館通い。

平穏で悠々自適な暮らしを送っていた三木だが、近所でホームレス殺人事件が起きた事で、穏やかだった日常にさざ波が立ち始める。

近くに住む16歳の女子高生・早織と共に事件の調査を始め、真相が明らかになっていく。

赤川次郎さんなので、殺人事件が起きても凄絶な描写はなく、軽めのタッチで読み進められる。
ミステリーと言うより、家族の物語といった趣だが主人公の三木に好感が持てた。

ミステリー初心者や若い世代の方にお薦め。




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