★★★
舞台は1986年、バブル景気真っ只中の福岡に位置する証券会社。
年齢は違えども同期入社の小島佳那、伊東水矢子、望月昭平、三人の人物を中心に描かれる。
「昔は良かった」良く耳にする言葉だが、彼らの姿を見る限り、この時代が良いとは一概には言えない。
煙草の煙が立ち込める中、野心を胸に、なりふり構わず働く男性社員と、お茶くみ要員の女性社員。
其々が東京進出の夢を持ち自社の株売買にのめり込んでいく。
バブル全盛期の自由奔放な渦の中に飲み込まれそうになる。
成功と転落が紙一重の世界。
三人はどこへ向かうのか。
下巻の期待が高まる。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば