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めぐみの家には、小人がいる。/滝川 さり【レビュー】

★★★

めぐみの家には、小人がいる。
この小人は、いじめから救ってくれる友達なのか、それとも邪悪な生命体なのか。

自身もいじめに合った過去を持つ小学校教師の美咲がめぐみとの交換日記で目にしたのは無数の目を持つグロテスクな小人のイラスト。

めぐみが母親と二人で住む<悪魔の館>と呼ばれる旧ゲオルグ邸で感じるいくつもの視線と奇妙な音。
美咲の恐怖が伝染し背筋がひんやりとして来る。

終盤に向けホラー度は加速し、小人達の動向から目が離せない。

きぃきぃ、きし、きし、きし、の鳴き声が聞こえたら要注意。

間違っても小人を怒らせてはいけない。




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