★★★
ノスタルジーと哀愁漂う作品。
1995年(平成7年)末永静男監督により制作された『夜、街の隙間』。
監督亡き後、二年後に銀座のミニシアターで一週間だけの追悼上映が行われる。
最終日前日、午後4時50分の回に偶然居合わせた六人の観客の人生と映画のストーリーを行き来しながら物語は静かに展開していく。
『夜、街の隙間』で描かれる内容と六人の観客に共通しているのは、日々の出会いとすれ違い、別れ。
『袖振り合うも多生の縁』
小野寺作品を読むと、人と人との出逢いは奇跡の積み重ねなのだと実感する。
映画と映画館好きには堪らない一冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば